経営事項審査のながれ
経営事項審査のながれは、少し複雑になっています。
審査を受ける前に、準備をしておかなければならないものが、いくつかあるのです。
その手続きのながれを、説明していきます。
1 決算変更届の提出
まず、大前提として、
『建設業許可を受けていること』
があります。
そして、『建設業許可』を受けている建設業者さんは、
『決算終了後の変更届を毎年提出すること』
が、法律で決まっています。
行政書士
福岡県では、この『決算終了後の変更届』を、経営事項審査を受ける前に提出していなければなりません。
2 経営状況分析(Y評点)の申請
『登録経営状況分析機関』というところに、『経営状況分析』の申請をし、『Y評点』を算出してもらいます。
行政書士
『Y評点』は、経営状況分析の結果を数値化したものです!
3 分析結果を受け取る
分析機関により異なりますが、申請後、1週間ほどで『経営状況分析結果通知書』が届きます。
行政書士
その通知書は、あとから必要なので、保管しておきましょう!
4 経営事項審査の予約申し込み
郵送で、福岡県へ審査予約申し込みを行います。
後日、審査日及び審査場所の通知が届きます。
5 経営事項審査(X・Z・W評点、P点)の申請
申請会場で、審査を申請します。
申請書類の内容に虚偽が無いかを、その場で確認書類などと照らし合わせながら確認します。
申請できるのは
①経営規模等評価(X・Z・W評点)
②総合評定値(P点)の請求
の2つです。
行政書士
公共工事入札のために経営事項審査を受ける場合は、①②どちらも申請する必要があります。
6 経営事項審査の結果通知
申請が受理されてから、2ヵ月ほどで『①経営規模等評価結果通知書』と『②総合評定値通知書』が届きます。