公証役場の手数料について

公正証書遺言をつくる場合、当事務所にお支払いいただく報酬のほかに、

『公証役場に支払う手数料』が必要です。

この手数料は、法律により決められており、以下のものがあります。

①公証人手数料

相続財産の額がいくらかによって、かかる金額が違います。

例）配偶者に4,000万円、
　　子供に2,000万円を相続する場合

答）2万9,000円＋2万3,000円
　　=5万2,000円

②遺言加算

遺言加算とは、金額ごとに加算される手数料のことです。

全体の財産が1億円以下の場合、1万1,000円が加えられます。

例）配偶者に4,000万円、
　　子供に2,000万円を相続する場合

答）相続財産が
　4,000万円＋2,000万円＝6,000万円で
　1億円に満たないので、

　1万1,000円の手数料が追加で必要となります。

③用紙代

公正証書遺言は、通常3部（原本、正本、謄本）つくります。

用紙代は、１枚につき250円です。

ただし、原本については、４枚を超えたら超えた枚数ごとに用紙代がかかります。

④出張費

遺言者が、病気などの理由で、公証役場に行くことができない場合があります。

そのような時に、公証人が遺言者のもとに出張して遺言書を作成する場合には、手数料がかかります。